interview

有名人のコメント(順不同・敬称略)

竹中直人 俳優・映画監督
素晴らしい映画だった。  俳優ひとりひとりのお芝居があまりにも愛おしくせつない。監督の眼差しが心に染み入る……
大切な友にそっと伝えたい映画だった。
河瀨直美 映画監督
人として、女として、母として、そして娘として、すべてにひたむきに生きる「彼女」の物語。
原田眞人 映画監督
「母よ、」はナンニ・モレッティのわが母の記だ。しかし、主役である映画監督の役をマルゲリータ・ブイに譲り、自分はその脇にいる兄を演ずることで作品には繊細な客観性が芽生え、家族の香華が心地よく漂う。マルゲリータは「役の隣にいる自分」のモレッティをしっかりと見て、映画史に残る最高の女性監督を生み出している。兄と妹、モレッティとマルゲリータ、分身の芸術表現をまた一歩広げた見事な「映画作家の家族映画」。
安藤優子 キャスター
余命少ない母親と向き合う。それは自分自身の来し方と向き合うことなのだと静かに教えてくれる
綾戸智恵 ジャズシンガー
いずれはやって来る母の死。命のバトンを受け取る日娘は自分を見つめ直すんやろうなぁ、それも本気で。そう思うと家族に起こるニュースの全てに意味あるなぁ
ベリッシモ・フランチェスコ 料理研究家・エッセイスト
人生の旅には、「ユーモア」と「メランコリー」があり、何かを失うと何かを得る。モレッティ監督の独特なイタリアン・スタイル映画で、「なるほど!」と自分の人生、生き方を考えさせられる映画。
三ツ矢雄二 声優
人間は孤独な存在です。そんな人間の癒しとなり、心のよりどころになるのが、母親なのではないでしょうか?
この映画を見て、いるのが当然と思っている母親に、敬意を表し、親孝行しなくてはな、と痛感しました。
山田あかね 映画監督・作家
女性監督の痛みは世界共と苦笑いした。撮影現場での軋轢、主演男優の横暴、女の子扱いされる理不尽。恋人には自分勝手と責められる。救いは元教師の母の立派な死に際。女を導いてくれるのはやっぱり女の先輩とまた苦笑。
日髙のり子 声優
自分が変われば周りも変わり、見えなかったことも見えてくる。精一杯頑張るより、相手を理解することが大切なのだ。仕事も、家族も…。
野村雅夫 ラジオDJ・翻訳家
僕らにはフィクションが必要だ。映画でも小説でも音楽でも演劇でも、なんなら日常のお喋りだってそう。しばし現実から逃れ、現実を追体験し、またままならない現実に戻る。そして遅かれ早かれ死んでいく。モレッティの新作から僕はそんなフィクションの効用について想いを巡らせた。

☆☆☆

『息子の部屋』でぎこちなく家族の喪に服したモレッティが、今作では家族の死を受け入れる準備を描いた。でも、やっぱりその様子は時にコミカルで時にアイロニカル。ちっともスマートじゃない。だって、僕らの人生はいつだってどこだってドタバタしているんだもの。
IMALU タレント・アーティスト
母として、娘として、そして働く女性として、家族の死が近づくたびに自分という人間を知っていく主人公をそっと見守る。そんな映画でした。
パンツェッタ・ジローラモ
お母さんのことを思い出した。家族がやっぱり1番

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